【体験談】私立高校入学で国の教育ローン60万円借りた話・審査や入金までの流れも解説
こんにちは。吉岡てんぱです。
本日は、現在私が抱えている借金「国の教育ローン」を利用した流れをお話しします。
現在、私立高校も実質無償化なんて言われていますが、無償化になるのは授業料のみ。しかも、一旦は支払って、11月ごろ支払った分が返ってくる流れなので、当時パート収入しかなかった私に払えるはずがありません。
そこで、シングルマザー等収入の少ない人向けの低金利(もしくは無金利)で用意されている、市の福祉資金貸付制度を利用しようと考えたのですが、私の収入の場合借りられる額が少なく、また入金までに1~2ヶ月かかると言われて断念。
カードローンを利用するしかないのか?と思っていた時に、たまたま国の教育ローンの存在を知り、急いで申し込みをしました。
ということで、本日は、
- 私立高校入学で必要だったお金
- 【体験談】国の教育ローンの申込から入金までの流れ・審査期間
- 国の教育ローンを利用した感想
を順番にお話ししていきます。
【借金の原因】私立高校入学で必要になったお金約60万円
「シングルマザーなのに、なんで私立高校に通わせてるの?」と思った方。本当にその通りで、私は「私立高校実質無償化」というワードを完全に見誤っていました。
息子が私立高校に行きたいと言った理由は、高校見学の際にお世話になった先生が有名な方で、その先生が顧問を務める部活に入りたいと言ったからでした。息子の夢は博物館の学芸員。その先生は歴史関係の実績が多く、夢に向かってがんばる息子を応援したい一心でOKを出しました。
そして、心の中では、私立高校も授業料が無償化になるなら、何とかなるでしょうと高をくくっていたのです。
しかし実際はどうでしょう。
無事私立高校に合格し、手にした資料には必要なお金が思った以上にたくさんありました。

- 入学申込金45,000円
- 施設設備費200,000円
- 教材費71,940円
- 制服(冬)43,850円
- 体育用品29,300円
- 通学靴・バッグ12,000円
- 制服(夏)23,400円
- 4・5月分納入金94,600円
- 徴収金77,158円
- 合宿代32,000円
- 補習代11,550円~84,000円
- 部活の旅費30,000円
- 納入金(毎月)47,300円
合格発表後から5月末で597,218円もの出費があり、貯金だけでは補いきれないと判明。
このうち、私立高校実質無償化でお金が返ってくるのは月々の納入金47,300円のみ。しかも戻ってくるのは11月。納入金以外の500,000円はもちろん返ってきませんし、入学後2~4ヶ月の間にもいろいろな請求が来るので、当時はずっとお金のことを考えて眠れない日々を送っていました。
【国の教育ローン】申込から入金まではスピーディ
当時のスマホの検索履歴は「パート 借金」「パート 借りれる上限」「パート 借金 審査」「カードローン 危険性」等々、急いでお金を用意しなければと焦っている気持ちが色濃く反映されていました。
お金を払えなかったら、息子が責任を感じてしまうかも…という心配もあり、銀行のアプリで申し込めるのフリーローンの審査も申し込んでいました。しかし、金利は11.0%。審査を申し込んだものの、無事支払いができるか不安で本気で借りようとは思っていませんでした。
そして、どうしたものかと頭を抱えていた時、本当にたまたま国の教育ローンと出会ったのです。
国の教育ローンは
- 固定金利で低金利(当時は2.4%)
- 母子家庭は金利が▲0.4%になる
- 子供1人につき350万円まで借りられる
- 返済期間が20年以内なのでゆっくり返せる
- 母体が「国」という安心感がある
- 入金までが早い
- 元金の据置きも可能(子供が卒業するまでは毎月の支払を利息のみにできる)
といった特徴があり、迷うことなくオンラインで即申込をしました。
3月23日に申し込んで4月8日には振り込まれたのですが、入金を確認した日は本当に安堵して久々にゆっくり眠れたことを今でも鮮明に覚えています。
オンラインで完結!国の教育ローンの申し込みの流れ

まずは、国の教育ローンのサイトで必要書類を確認し、準備します。
必要書類は
- 借入申込書
- 住民票の写しor住民用記載事項証明書
- 運転免許証orマイナンバーカードorパスポート
- 預金通帳や領収書、クレジットカード利用明細など住宅ローンや家賃・公共料金の支払い状況がわかるもの7か月分以上
- 入学資金の場合、合格が確認できる書類
- 在学資金の場合学生証と使い道に関する書類(学校案内や授業料納付通知書など)
などなど。必要書類は融資内容により異なるので、必ず国の教育ローンのサイトで確認してから準備しましょう。
私は在学資金として申し込んだので、入学のしおりの納入金の案内ページをアップロードしました。
ちなみに、これらの書類は郵送でも提出できますが、アップロードする方がおすすめ。というのも、後々自分で確認できますし、24時間365日提出可能。結果、審査を早く受けスピーディに融資を受けれます。
私は3月23日の深夜に全書類をアップロードして申込が完了。
3月28日に担当者さんから本人確認&利用する支店・借入希望日についての電話がかかり(私が選択した支店と、本来私の居住地を管轄している支店が異なっていたため、そのままでいいですか?とのお尋ねでした。また、当初の借り入れ希望日は4月1日でしたが、そこには間に合わない旨も伝えてくれました。)、その後4月8日に振り込まれ、返済計画などの書類が到着しました。
会社への在籍確認等はなかったので、振込されるまで「大丈夫かな…」と不安でしたが、予想以上の早さで入金され、一安心した次第です。
国の教育ローンの審査期間はタイミングにより変わってくる
国の教育ローンの審査機関は、繁忙期か否か、また書類の不備の有無によりかなり変わって来るようです。
私の場合、申し込み後5日後に本人確認の電話、その11日後に振り込みがありました。
しかし、1~3月ごろは申し込みから本人確認の電話までに2週間かかったという体験談もあるので、こればかりはタイミング次第なんだと思います。
ただ、繁忙期ではないタイミングで2週間以上電話連絡がない場合、何かのトラブルが発生している可能性あり。その場合は、遠慮せず問い合わせしましょう。
なお、入学資金などお金が必要な時期が明確にわかっている場合は、借入希望日の1~2か月前に申し込みをするとよいそうです。
【感想】国の教育ローンはゆっくり返済で家計への圧迫が少ない

私は今回、60万円を5年間59回払いで契約。月々の支払いを10,686円と超絶ゆっくりな支払いにしたため、返済中の現在もあまり気にせず生活できています。
これも、金利が低いからできること。
また、「国の教育ローン」は一般的なカードローンやフリーローンよりも信用に傷をつけないようで、国の教育ローンが残っている状態で車のローンも組めました。
気になる方は↓こちら↓で少し話しているので、ぜひ読んでみてください。

そして、やはり母体が国という安心感もあります。
もし今後、大学入学時などにお金が必要になった場合、追加で借り入れができる点も貧乏シングルマザーとしてはありがたい話。子供1人につき350万円までという上限があるものの、私の場合あと290万円は国の教育ローンを利用できるという事実は、心の余裕になっています。
教育ローンとはいえ、借金をするのはなかなか勇気がいりますが、急な出費でカードローンや消費者金融を利用するくらいなら、「やばいかも…」と思った時点で安心・低リスクな国の教育ローンを利用して手元に現金を持っておくのはアリだと思います。
と、ここまで書くと回し者のようですが、決して回し者でも案件でもなく、純粋に国の教育ローンに救われたイチシングルマザーでしかありません。今日も必死に働いて、がんばって生きています。
・・・
今後も貧乏シングルマザー目線でやってよかったこと・後悔したことなどブログで紹介していこうと思っているので、もしよかったら細々とX(旧Twitter)をやっておりますのでフォローお願いいたします。


